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そうです。
バカボンのパパを思いっきり単純化して描く実験をしてみました。
上のサイト見てもらえれば分かると思いますが、
かなり省略して描いてみてます。
にもかかわらず、、、これだけで分かってしまうって凄くないですか??(分からなかった人は置き去りに、、)
多分、髪型みただけでバカボンパパの顔までうっすら浮かんで見えたんでは無いかと。
この鉢巻まいた頭を見せるだけで、ほぼ日本中の人に
あのキャラクターを思い浮かばせてしまう事が出来る赤塚不二夫。
レジェンドです!
ただ、この実験で確認したかったのは氏の凄さもそうですが、
ここにも絵の面白さが隠れているのでは無いかと思ったからです。
上に描かれてるのは単純な線と黒ベタの塗りだけなのに、
人間は、記憶を手繰り寄せ、繋ぎ合わせてアタマとハチマキだと認識して
脳内で勝手にバカボンパパを創り出してしまう。
凄いといわれる絵描きさんってそこのところを巧みに使ってて、
わざと不完全なまま隙を作って、
観る人に脳内補正させて、
観る人に絵を完成させているんだと思います。
描いてるのは記憶を呼び起こさせるきっかけに過ぎないのかもしれません。
少し話の性質は異なりますが、有名な話でミロのヴィーナス。
この彫刻にもし腕があればここまでの評価はされていないだろうといわれています。
不完全だからこそ観る人の想像力を刺激し、完全なる美を得たのだと。
これについては詳しく書かれているサイトがたくさんあるので興味がある方は検索してみる事をお勧めします。
・・・と、ここで冷静になって、、バカボンパパからミロのヴィーナスは飛躍しすぎですね。。
まぁ、何が言いたいかといいますと、イラストでもそのような事してみたいなと。
出来たらいいな。ではなくやってみよう!という事でやってみた実験です。
次元は遥かに違いますが。
他にも、今回は世界的に有名なキャラクターたちにお手伝いして頂きました。
僕は人生の貴重な時間をこんな事に費やしてていいのでしょうか、、、、
きこえましたか?あの声が。
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